識学を用いたマネジメント-リーダーの仮面 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法

最近一番売れているマネジメント本ではないでしょうか?内容としては、革新的な組織改革を起こすというよりは現行の構造は変えずに、「識学」をベースにしたある種機械的なマネジメントすることを推しています。読む前の印象とは違いましたが、勉強になりました。

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識学とは?

識学=意識構造学

組織内の誤解や錯覚をどう解決するかという学問

フォーカスするのはたった5つのことでいい

・ルール (空気ではなく、言語化されたルールを作る)

・位置 (対等ではなく、上下の立場でコミュニケーション)

・利益 (人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす)

・結果 (プロセスではなく、結果だけを見て評価する)

・成長 (目の前の成果ではなく、未来の成長を選ぶ)

これ以外はスルーでok。

モチベーションの有無や個人差によらない「理論」が重要。ワイワイ飲み会をしてチーム作りをするようなのはNG。上がった感情は必ずしも下がる。

ルール

  • 自由はストレス。ルールが必要
  • ルールには「行動のルール」と「姿勢のルール」がある。
  • 行動のルール:目標と連動したルール。ex 1日10件アポ
  • 姿勢のルール: やろうと思えば誰でもできるルール。ex 必ずあいさつをしよう
  • リーダーはとにかくルールを守らせることに尽力。例外は許してはいけない
  • 上の人が怒るよ のようなFBは無責任で絶対にNG。部下の位置に降りてはいけない。
  • ルールのある組織に気遣いでやる仕事は存在しない

位置

  • 組織構造はピラミッドがベスト。ピラミッドがうまくいかないのは、それぞれの立場の人の責任範囲(意思決定の範囲)が曖昧に運用されているから。
  • 仕事を振る時はお願いではなく、言い切りの指示。
  • 締切時に部下から報告が上がる仕組みを作る。そのためには締め切りを明確に握ることが必要。
  • 部下の権限で決められることは部下に決めさせる。
  • 部下とは明確に距離を取り、相談(という名の言い訳)を聞く必要はない。

利益

  • (どんな建前があろうと)人は利益でしか動かない
  • 組織の成長の上で個人の成長がある。なので組織成長効率を上げるために組織の中で個人の役割を果たすことにフルコミットさせるべき。(個別に利益を掲示する必要や会社を使おうとする必要はない)
  • 部下も無意識に、自分に利益(成長)があるかどうかをジャッジしている
  • 利益=恐怖を無くす という考え方もあり、「このまま組織や個人が成長しないこと」への恐怖を感じるのは有効。
  • 適切な競争状態を作るために、成績一覧を作るのは有効。むしろこれがフェア

結果

  • 他社評価>>自己評価
  • プロセス評価をせず、結果で評価することを徹底
  • プロセスに介入すると、結果への言い訳の機会を与えてしまうから極力しない
  • 評価するための目標はできるだけ具体的に

成長

  • 成長は競争から生まれ、知識ではなく経験で積み上げられる
  • リーダーは渡り鳥の先頭を飛ぶのではなく上から見る。先頭を飛ぶのは部下のエース

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